禅のレシピ(正法眼蔵)

禅のレシピ 01
(Dogen The Zen Master 道元禅師著 正法眼蔵 現成公案 1)

↓本日の動画は鈴木大拙老師

アメリカでは鈴木大拙老師がBig suzuki。前回紹介した鈴木俊隆老師がLittle Suzukiと言われているらしいです。鈴木大拙老師=D.T.Suzuki氏関連の動画を探してみたのですが、ほとんどありませんね。音源はしっかりしたものがあったので載せておきます。

なにやらブログが「ZEN」をネタに英語を学ぼうみたいな英語学習サイトになりつつありますが、試みとしては道元禅師著 「正法眼蔵」を日本語原文だけで理解するのは現代人にとって古文の教養がない限りかなり難しいですし、かといって原文に触れず現代語訳だけで理解したつもりになっていては恰(あたか)も日本人としてせっかく生まれたのに「納豆」や「山葵(わさび)」の「味わい」が分からないようなものになってしまいます。

そこで意外にも日本語原文と英語訳文をチャンポンにして読み解いていくと、自分にとっては「イケる」テイストで消化も悪くなかったので自分のための「レシピ」程度のものとしてカジュアルに少しずつ投稿していければと思ってます。google, youtubeだけでなく書籍でZENというキーワードで色々と検索していると自分が知らなかったお宝情報や映像など偶然にも見つけたりして大変楽しいのですが、ZENの深みに入ったはいいけど其処(そこ)からなかなか出てくることが出来なくなってしまうので片手間にブログの記事を書くには「キュレーション」(いわゆる情報整理)に留めておくのが的確でしょう。

言うまでもなく漠然とこのZENというキーワードだけでも「スタディー」(研究)をおこない、然るべき「コンテクスト」(文脈)で「リクリエーション」(再構築)しようとする場合、大学か大学院に入りなおすか老後などまとまった時間が必要になってきます。よってZENに関して投稿する記事はまず道元禅師著 「正法眼蔵」の原文、英文訳文をチャンポンに載せZENに関して私が興味深いと思った動画を簡単なレシピとして「キュレート」していければと思います。こんなマイナーでニッチな投稿記事ですが、万が一興味を持って頂いたり何かのお役に立つ事があったとしたら望外の喜びです。

正法眼蔵 現成公案 00 (ZENと道元禅師についての最初のページへ)

Dogen continues:
道元禅師著「正法眼蔵(現成公案)」から”続引用”

“Firewood, when burned, becomes ash;
the ash never again reverts to being firewood.”
たき木はひとなる。さらにかへりてたき木となるべきにあらず。

 

“Still we should not regard firewood as a before, and ash as a after.”
しかるを、灰はのち、薪はさきと見取すべからず。

 

“We must realize that firewood is in the position of firewood with or without before and after.”
しるべし、薪は薪の法位に住して、さきありのちあり
前後ありといへども、前後際断せり。

 

“Ash is in the position of firewood with or without before and after.”
灰は灰の法位にありて、のちありさきあり。
(前後ありといへども、前後際断せり。)

 

“We can no more come back to life after our death than firewood can become firewood again after having become ash.”
かのたき木は、ひとなりぬるのち、さらにたき木とならざるがごとく、人のしぬるのち、さらに生とならず。

 

“In Buddhism, therefore, it is said that life never becomes death; life is beyond the conception of life.”
しかあるを、生の死になるといはざるは、仏法のさだまれるならひなり。このゆゑに不生といふ。

 

“It says that death does not become life; death is beyond that of death.”
死の生にならざる、法輪のさだまれる仏転なり。このゆゑに不滅といふ。

 

“Life and death are both only one stage of time, just like winter and spring.”
生も一時のくらゐなり、死も一時のくらゐなり。たとへば冬と春のごとし。

 

“Likewise, we must not think that winter becomes spring, or say that spring becomes summer.”
冬の春となるとおもはず、春の夏となるといはぬなり。

 

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