↓本日の動画は鈴木俊隆老師。彼も道元が開祖の曹洞宗に属する。彼がアメリカに1960年代仏教を広めた功績は大きい。The sound とThe noiseの違いを簡単な英語で語る彼を見ていると、不思議とこちらも何故か自然と「笑み」がこぼれ、「笑い」が沸き起こる。
そのシンプルで深く、イノセンスで鋭い、しかし程よく「ゆるい」彼の存在(being)はZENのエッセンス（真髄）を体現していると言っても過言ではない。鳥のBluejayを引き合いに出して、the sound, the noise, subjectivity, objectivityをとても分かりやすく語っているのはお見事。
ちなみにご存知の方も多いかもしれませんが、スティーブ・ジョブスも若いとき鈴木老師を師事していた。

正法眼蔵 現成公案 00 (ZENと道元禅師についての最初のページへ)

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道元禅師著「正法眼蔵（現成公案）」から”続引用”

“When we look back at the shore from our boat,
we mistakenly feel as if the shore was moving.
人、舟にのりてゆくに、めをめぐらして岸を見れば、
岸のうつるとあやまる。

“But when we look at our boat with care, we find that
it is our boat that is actually moving.”

目をしたしく舟につくれば、ふねのすすむを知るがごとく

“Similarly, when we see all things with the deluded idea that our body and mind are separate from each other,
we mistakenly think innate mind and nature are eternal.”
身心を乱想して万法を弁肯するには、身心自性は常住なるかとあやまる。

“But when we realize that our body and mind are inseparable, we see clearly that all things are not substantial.”
もし行李（あんり）をしたしくして箇裏（こり）に帰すれば、万法のわれにあらぬ道理あきらけし。